人気YouTuberがなぜかボクシングで対戦。しかもDAZNで配信。

11/9、異色のボクシング興行が開催される。しかも(日本を含む)DAZNが配信するという。

対戦するのはKSI選手とローガン・ポール選手。ともに2000万人以上のフォロワーを誇る人気YouTuberだという。そんな率直に言えば素人同士に近い対戦に、DAZNと提携するマッチルーム社がプロモーションを行うことになった。
この両名は昨年8月にエキシビションマッチとして対戦しており、PPVで配信。ルールはヘッドギア着用で6ラウンド制。試合は判定決着となり、ジャッジ1名はKSI選手を支持したが、他の2名は同点。2名の支持を得られなかったためドローとなっている。

今回の再戦は開催地となるカリフォルニア州のコミッションが公認し、ヘッドギアなし、プロと同じ10オンスのグローブを着用したプロ同様のルールとなる。
実力が拮抗していれば必ずしもトップレベルでなくても面白い試合になるが、凄惨なシーンが流れないことを願うばかり。
残念ながらこの両名の活躍ぶりを筆者は存じ上げないのですが、スポーツがYouTuberを登用する例はだんだん増えており、公式の試合映像とは別にYouTuberが観戦している様子を配信、なんてこともよくある。
また、DAZNもブラジルでサービスを展開するにあたってYouTuberを活用したプロモーションを積極的に行ったという。

もちろん同じネット配信ということで親和性は高いはずだが、そこで気になるのはやはりペイウォール。無料が当たり前のYouTubeの視聴者が課金する可能性はとても低いように思われるが、先に触れた通りPPVでの実績があるため、マッチルーム社もGoサインを出したのだろう。ファイトマネーもそれほど高く設定しなくてよさそうだし。

とは言え、イロモノ対決と言われても仕方のないマッチメーク。この試みがどっちに転ぶのか。正直なところ想像できません。
まともな(?)試合についてもお知らせしておくと、10/12にクルーザー級でWBSS優勝。4団体統一を達成したアレクサンダー・ウシク選手がいよいよヘビー級に乗り込んでくるとのこと。こちらも日本のDAZNで配信予定です。

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