「ブラックサンダー」豊橋新アリーナに1億円寄付
チョコレート菓子「ブラックサンダー」で知られる有楽製菓は、工場がある愛知県豊橋市に1億円を寄付しました。寄付金は「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」に利用されます。
この寄付は「企業版ふるさと納税」の制度を活用したものです。簡単に言えば、寄付額の9割が税金から控除され、実質的な企業の負担は1割となります。個人版のふるさと納税だと、実質の負担額は2,000円なので、それがさらにパワーアップしたものと考えればよいでしょう。
有楽製菓は昨年も2,000万円を寄付しています。こちらはこども未来館「ここにこ」の改修事業に使われていますが、今年は金額が一気に増えています。
今回の「多目的屋内施設」とは言うまでもなくアリーナのことであり、Bリーグ・三遠ネオフェニックスの本拠地となる予定です。アリーナの建設にあたっては住民の賛否が割れ、住民投票が実施されるまでに至りました。賛成が多数となったため、反対派だった市長も推進に転じざるを得なくなったわけですが、それからもまだ紆余曲折があるようです。
市長選挙から住民投票に至るプロセスのあいだに、資材も人件費も上昇し続け、当初予定していた費用が40億円も増えてしまったとのこと。賛成派は市長に辞職を求めており、また反対派は規模縮小を求めているそうです。この状態だと、せっかくの1億円の寄付も焼け石に水となってしまうかもしれません。
規模を縮小するにしろ、三遠は条件付きでB.プレミアのライセンスを付与されている状態です。ライセンス違反となるレベルまでは縮小できません。どのレベルで落としどころをつけるでしょうか。混乱が長引けば、さらにコストは積みあがっていきます。
スタジアム・アリーナの新設・改修問題は全国いろんなところで発生していますが、筆者としてはそれぞれの地域の事情まで深く知るだけの余裕がなく、個別に賛成or反対の意見を表明できるほど理解しているわけではありません。ただ、全部が全部うまくいくことはあり得ないですし、今後も物価上昇が続けば、計画を断念せざるを得ないところも増えるでしょう。
逆に言えば、今後も物価上昇が続くことが分かっているならば、早く動くのが得策ということになります。資金の借り入れも金利がさらに上がる前に行うべきですし、建設会社・人員の確保も必要です。迷えば迷うほど、実現性は薄れていきます。
ちなみに、有楽製菓は三遠ネオフェニックスのスポンサーを務めており、ブラックサンダーのコラボ商品も販売しています。ほしい。
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